ヴィクトリア(またの名をカンザスの死体洗い)黄色い楽譜を売り続けてる

呼び鈴ならして中から女がでてきたら、おおはずれだよクロネコさんは

宝くじのある国ばかり記事になるあすぼくが死ぬ可能性もある

鱗翅目に分類されてもうだめになった蛾だけをつぶしてあげる

存在はうつろ倉庫のうちがわにくらやみがただ拡がることの

息をひそめて耐えている間に粘菌のようにわたしは澱んでゆくか

あおぞらをうすめる雲の役として王子製紙のほそい煙が

尾灯にあかく照らされながら夜ぐらい有色人種の顔を消そうよ

"visitor"とつぶやくVのあたりからこわばっていくぼくのくちびる

船の灯のひとつひとつを窓としてあなたの顔をならべています


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