2008年作品発表 | ダストテイル-短歌と散文のブログ-

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2008年作品発表

最近、短歌を読む文章を全然書けていません。少し忙しくて、なかなか落ち着いて短歌に向き合えないのがつらいところです。

ブログの更新も止まり気味。。。

更新をしないと面白くないので2008年の自分の代表作として、未来年間賞を受賞したあとの受賞第一作を載せさせていただきます。

ご笑覧いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

(2008年未来年間賞受賞第一作)

BA・MO・I・DO・O・KI2008
                          西巻 真

 
―今日わたしは、わたしの壊れやすさを確かめるための「聖なる実験」をしましたー


が。が。が。がちょうのダンス!(むらさきの光を帯びているなわたしは)          

ぷよぷよの壁をきれいに割りましてそこから金属の棒を入れます

内緒だよ あなたのかたい心臓にぼくが小指を突き刺すなんて

ことば、ことば、あいまいなのをゆるさないあおい眼をしたかみさまにあう

あんぐりとあくびの違いはなんだろう はだかで町を歩いています

カーテンをゆるく引き裂く左手がすこしずつ鬼に見えてくるまで

坂道のくだりに沿ってゆうぐれる底はやみだと知っているから

ながいながい送電線におじぎしてぼくはひとりになれた気がする

子供たちがはしゃいでまわる校庭でさびしく冷えて行くのが地雷

あじさいの花をいちまいずつちぎる、ちぎる、ちぎる、ゆるされるまで


―そろそろ聖名をいただくための聖なる儀式を行う決意をしなくてはなりませんー


てのひらに書いた名前をかみさまの名前にしよう はずかしいから

舌のようにだらしなく旗が降りてきてそこは学校ではなくなった

天使不全な顔をしたまま教室に切れた輪ゴムをどっとばらまく

へいさくうかん、へいさくうかん、ばんざいばんざいへいさくうかん

胎児がみんな砕けるような孵卵器のなかの革命(間違ってない)

全身脱臼していた鳩は夜更けから夜明けにかけて溶けてしまった

稼働した炉の止め方がわかりません もうすぐみんなあおくなるのに

カッターで切り裂く闇は黎明のようにまっすぐ光るのだろう

終わったらまたあいましょう うすぐらい鏡に顔をむきだしにして

死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね(※ルビ)
ぼく以外ひとりもいない教室で黒い名簿を燃やしつづけた

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